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昼に出して深夜に売れた大型スピーカー。たのメル便で破損し、販売利益はどうなった?

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昼に出品した大型スピーカーが、寝ているあいだに43,600円で売れました。

質問も値下げ交渉もありません。買取相場を見ながら「2万円にも届かないかもしれない」と思っていたので、予想以上の売れ方でした。

「メルカリに出して正解だった」

この時点では、そう思っていました。

ところが、配送が終わったあとに、購入者から連絡が届きます。「スピーカーユニットが割れている」という申告でした。

今回は、DIATONE(ダイヤトーン)のDS-1000Zという大型スピーカーを、メルカリの「梱包・発送たのメル便」で売ったときに実際に起きたことを、正直に書いておきます。同じように大きなオーディオ機器を手放そうと考えている人の参考になればと思います。

デスクオーディオを小型化したい。ガリの出る18.8kgのサンスイを手放せない理由


「ダイヤトーンが欲しい」で連れて帰ったDS-1000Z

DS-1000Zは、10年弱前に近所のハードオフで見つけたスピーカーです。「ダイヤトーンが欲しい」という、ただそれだけの気持ちで買いました。

主に、サンスイのアンプにつないでジャズ系のレコードを聴いていました。自分の感想としては、低音はあまり出ない、中高音は普通、中音はいい感じ。あくまで自分の耳で聴いた印象で、製品としての一般的な評価ではありません。

ただ、自宅にはもう一つ、DALIのスピーカーを使ったDolby Atmos対応7.1ch構成があります。普段はそちらを使うことが多く、DS-1000Zはレコード専用のような位置づけになっていました。

聴くたびに配線をつなぎ直したり、セレクターを切り替えたりするのが、だんだん面倒になってきました。置き場所の問題もあります。気づけば、しばらく使わない状態が続いていました。

1週間だけ試すつもりで、メルカリへ出した

手放すなら買取店に持ち込む方法もあります。相場を軽く調べて、自分では「2万円には届かないかもしれない」と予想していました。実際に買取店から査定を受けたわけではなく、あくまで自分の予想です。

買取に持ち込む前に、「まず1週間だけメルカリに出してみよう」と方針を変えました。

写真は自分で撮り、紹介文と価格案はClaude Codeと一緒に作りました。

1週間どころか、その日の深夜に売れた

出品したのは昼間でした。質問も値下げ交渉もないまま、その日の夜から深夜のあいだに購入されました。

正直、ここまでは驚くほどスムーズでした。

販売価格は43,600円。配送方法は「梱包・発送たのメル便」の250サイズを選びました。

手取りは31,500円。ここで終わるはずだった

「梱包・発送たのメル便」は、メルカリ公式が案内している大型・重量物向けの配送サービスです(公式ページ)。サイズごとに送料が決まっていて、250サイズは送料8,600円です。

手数料の計算方法は、販売価格から送料を差し引いた金額の10%が販売手数料になる、という仕組みです。今回の内訳はこうなりました。

項目金額
販売価格43,600円
送料(250サイズ)-8,600円
差引後の金額35,000円
販売手数料(10%)-3,500円
手取り31,500円

この計算は、メルカリ公式の現行の説明とも一致しています。

集荷は、自分が在宅できる土日に設定しました。梱包と搬出は配送業者にお任せできます。今回は左右2本のスピーカーを1件の取引としてまとめて集荷・配送してもらえましたが、現行の公式ページには「複数個で構成される商品は1つの商品として取り扱いできない」という注意書きがあります。今回たまたま対応してもらえた実体験であって、同じ状況なら必ず利用できるとは限らない点は、先に伝えておきます。

購入者から届いた、うれしくない連絡

出品したときのスピーカーは、きれいな状態でした。出品前の写真も残っています。

ところが、購入者に届いたあと、「中央付近のスピーカーユニットが破損している」という申告と写真が届きました。

出品前にはなかった傷だったので、自分としては配送中の事故だったと考えています。ただ、実際に何が起きたのかを最終的に確認できたわけではないので、ここでは「配送中の破損と考え、事務局へ対応を依頼した」というところまでにしておきます。

当時、破損の写真は取引メッセージ上で確認しました。ただ、取引完了後にメッセージが非公開となり、いまはその写真を確認できません。

壊れたスピーカーが戻ってくる?

破損の申告から少し経って、購入者経由で事務局からの回答が伝えられました。内容は次のようなものでした。

配送会社が購入者から商品を回収し、出品者へ返送する。返送が完了次第、取引をキャンセルする。

その連絡には、出品者の販売利益を補償するという説明がありませんでした。

手元に戻るのは、壊れたスピーカー。そして取引はキャンセル。では、販売利益はどうなるのか。

私は「31,500円は入らないのではないか」と受け取りました。

「それは規約に反するのでは」と、事務局に伝えた

ただ、ここで一つ引っかかることがありました。今回の配送は「梱包・発送たのメル便」を使い、梱包・搬出・配送のすべてをプロに委託しています。しかも購入者自身も「出品時の写真と相違なく、配送中の破損である」ということに同意していました。

自分で梱包した商品なら、まだ反省すべき点を探せたかもしれません。しかし今回は、出品前の写真を残し、梱包・搬出・配送もサービスへ委託しています。それなのに、販売利益の補償について説明がないまま返送とキャンセルへ進むことには納得できませんでした。そこで、事務局へ直接確認することにしました。

出品前にはなかった破損であること、梱包・搬出・配送はすべてサービスへ委託していることを説明しました。そのうえで、このまま返送・取引キャンセルになる場合の販売利益の扱いを確認し、出品者への販売利益の補償と、購入者への補償手続きの両方を検討してほしいと依頼しました。

これは当時、私が事務局へ伝えた内容の要約です。補償方法を自分で決められるわけではないため、最終判断は事務局へ委ねました。

最後は、予想していなかった理由で取引完了

ここから先は、あくまで今回の一例として読んでください。個別の取引ごとに、事務局の判断は変わる可能性がありますし、最終的な結果が自分の申し入れがそのまま通ったからなのか、別の理由が重なったからなのかは、正直分かりません。

事務局からは、配送補償の処理について「出品者から購入者へ返金する形ではない」という説明がありました。

そして、出品者である自分には、販売利益31,500円が入りました。壊れたスピーカーが自分のところへ戻ってくることもありませんでした。

取引完了画面には、事務局からおおむね次のような趣旨のお知らせが表示されていました。

購入者へ本人確認の実施を依頼していたが、長期にわたり対応が見られないため、事務局で取引を完了した。

つまり、公式に案内された完了理由は「購入者の本人確認が長期間対応されなかったため」であって、「出品者の申し入れが理由」とは書かれていません。自分の申し入れがどこまで影響したのかは確認しようがないので、そこは正直に「分からない」と書いておきます。

31,500円は入った。でも謎は残った

正直に整理しておきます。

確認できたこと

  • 出品者である自分に、販売利益31,500円が入ったこと。
  • 配送補償の処理は、出品者から購入者への返金という形ではなかったこと。
  • 取引完了の理由が「購入者の本人確認が長期間対応されなかったため」と案内されたこと。

いまも分からないこと

  • 購入者が最終的に代金を支払ったのか、返金されたのか。
  • 破損したスピーカーを、その後誰が保有・処分したのか。

購入者の評価やプロフィールも、その後は確認できませんでした。分からないことを推測で埋めても意味がないので、ここは正直に「分からない」まま書いておきます。

今回いちばん役立ったのは「出品前の写真」だった

今回の件で、身にしみて感じたことがあります。記録を残しておくことの大切さです。次に大型のものを出品するなら、自分は必ずこれをやろうと思っています。

  1. 出品前の全方向からの写真(正面・背面・側面・底面)
  2. 各ユニット・パーツの近接写真(破損が疑われやすい箇所は特に)
  3. 動作確認をした記録(音が出た、異常がなかった、など)
  4. 取引メッセージや事務局からの通知のスクリーンショット
  5. 発送サイズと送料の記録

これらがあれば、万一のときに「出品時点でどんな状態だったか」を、自分でも見返せます。

あの経験があったから、次は先に写真を撮った

DS-1000Zの一件があってから、自分の中で一つ決めたことがありました。

次に大型のオーディオ機器を手放すときは、発送前の状態を必ず記録に残す。

そして実際に、その機会はすぐにやってきました。

SANSUI AU-α607MOS Premium 本体、梱包前の状態

長年使ってきたSANSUIのプリメインアンプ「AU-α607MOS Premium」を、ヤフオクで手放すことにしたのです。即決55,000円で売却が決まりました。

手放す理由は、音より「使い勝手」だった

このアンプを手放そうと思った理由は、音質への不満ではありません。

  • 通電すると、けっこう熱くなる
  • ガリ(ボリュームのノイズ)が出るようになっていた
  • MacBook Airから音を出すのに、配線がどうしても増える
  • 置き場所を、もう少しすっきりさせたかった

音そのものは気に入っていました。ただ、日々使う上での「面倒くささ」が、じわじわ積み重なっていた感じです。

段ボールと発泡スチロールは、自分で用意した

段ボールに入れ、発泡スチロールで保護した状態

段ボールは近所のホームセンターで調達し、緩衝材には手元にあった発泡スチロールを使いました。専用の梱包資材があるわけではないので、隙間ができないよう、上下左右にしっかり詰めていきます。

上部にも緩衝材を重ねた梱包途中の状態

DS-1000Zで「配送中に何が起きたか分からない」というもどかしさを味わっていたので、今回は「梱包した直後の状態」を写真に残しておきました。もし今回も破損の申告が来たとしても、「発送時点ではこの状態だった」と示せるようにしておきたかったからです。

送料や手取りは、まだ「確定」ではない

正直に書いておくと、このSANSUIの発送・手数料・最終的な手取り額は、この記事を書いている時点ではまだ確定していません。

即決価格の55,000円がそのまま手元に残るわけではなく、送料や手数料が差し引かれます。DS-1000Zのときのように、実際の金額は数字が出そろってから、あらためて別の機会に書こうと思います。

ここで言いたいのは金額の話よりも、「発送前にどれだけ記録を残せたか」の方です。

売却が決まったあと、小さくて熱くない相棒が来た

S.M.S.L AL200 設置後の近接写真

SANSUIの売却が決まったあと、代わりに迎えたのが「S.M.S.L AL200」というアンプです。Amazonのアウトレットで、約26,500円で購入しました。

使ってみて、今のところ音が悪くなったとは感じていません。むしろ変化を強く感じたのは、熱です。通電して30分経っても、ほとんど熱くなりません。SANSUIのときとは、そこが一番違います。

MacBook AirとS.M.S.L AL200を含むデスク周りの様子

配線もシンプルになりました。MacBook AirとAL200は、USBケーブル1本でつながっています。スピーカーケーブルは引き続き必要ですが、それでも以前よりずっとすっきりした見た目です。気になっていたガリもなくなりました。

AL200は見た目より奥行きがあり、今はMacBook Airの隣、27インチモニターの下に置いています。SANSUIをどけたことで、これまで床置きになっていたプリンターの置き場所も見直せそうです。ハイレゾやDSD・FLAC再生については、対応ソフトを入れてからあらためて試すつもりです。

大型オーディオを売るなら、写真だけは先に撮っておく

DS-1000Zの一件で学んだのは、「配送中に何が起きたか、後から確認する手段がなければ、ただ不安なまま待つしかない」ということでした。

今回のSANSUIでは、発送前の状態と梱包の様子を、自分の手で記録に残しました。結果がどうなるかはまだ分かりませんが、少なくとも「あのとき、どういう状態で送り出したか」を自分で見返せる安心感があります。

大型のオーディオ機器を手放すときは、高く売れるかどうかと同じくらい、「発送前・梱包中の写真を残しておく」ことを、自分は次から欠かさないようにしたいと思っています。

まとめ

売れるまでは半日もかかりませんでした。一方、購入された6月8日から事務局が取引を完了した6月30日までは、約3週間。ずいぶん振れ幅の大きい取引になりました。

一度は「壊れた商品が戻ってくるだけで終わるのか」と覚悟しかけましたが、そこで諦めず、配送はプロに委託していたこと、購入者も配送中破損に同意していたことを整理して事務局へ伝えました。それが最終結果にどこまで影響したのかは分かりませんが、黙って引き下がらずに事実を伝えたことには、自分では意味があったと思っています。

最終的に販売利益は自分に入りました。ただ、破損したスピーカーがその後どうなったのか、購入者側でどんな処理になったのかは分かりません。すべてがすっきり解決したというより、いくつかの謎を残したまま取引だけが完了した、というのが正直なところです。

これはあくまで今回の一例です。梱包・発送たのメル便を使う場合の現行の送料・手数料のルールと、個別の破損対応の結果は、分けて考えたほうがいいと思います。同じような状況になったときは、そのまま受け入れる前に、写真や経緯を残したうえで事務局へ事実を伝えることが大切だと感じました。

この少し不思議な取引で残った31,500円は、デスクオーディオを小型化するためのS.M.S.L AL200へ姿を変えました。そのあたりの話は、また別の記事で書こうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

カズ

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