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NASが動くうちにやっておけばよかった。RAIDはバックアップではなかった

Apple・ガジェット
2026年9月 追記

この記事のあと、データは取り出せました。USBメモリから起動したUbuntuを使って、13,383ファイルを約12時間かけてコピーしています。NAS本体は処分しました。

取り出すまでにやったこと・使ったコマンド・失敗した場所は、こちらにまとめています。
→ 壊れたLinkStationからデータを取り出した。ソフト5つで止まり、Ubuntuで12時間かかった

Macのバックアップは、Time Machineに任せています。Macを入れ替えたときも丸ごと復元でしたし、必要なファイルだけ戻したこともあります。

ここまでは、守られていました。

問題は、Time Machineの対象に入れていなかったNASです。

この記事で分かること

  • RAIDが守ってくれる範囲と、守ってくれない範囲(メーカー自身が書いています)
  • 取り出したディスクが、WindowsにもMacにもそのままでは読めなかったこと
  • 本体が動くうちにやっておくべきだったこと(動かなくなってからでは、こうなります)
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Time Machineの対象に、NASは入っていなかった

2011年に買ったBUFFALOのNAS(LS-WV1.0TL/R1)を、ずっと使っていました。

ネットワークにつなぐタイプのハードディスクです。RAIDのミラーリングで運用していました。中に2台のディスクが入っていて、同じデータを両方に書いてくれる設定です。

なお、中のディスクは途中で4TBのものに入れ替えているので、買ったときのままではありません。

カズの実感

正直に書くと、これで安心だと思っていました。

2台に同じものが入っているんだから、片方が壊れてももう片方がある。そう理解していましたし、実際その理解自体は間違っていませんでした。

ただ、Time Machineの対象には入れていませんでした。 RAID1で二重化していることを、バックアップの代わりのように考えていました。

ミラーリングは、たしかに効きました

実際、片方のディスクは壊れました。 これはもう確実に壊れていて、すでに捨てています。

このときは、ミラーリングが効いています。片方が死んでも、もう片方に同じデータが残っている。設計どおりの動きです。

ところが、そのあとです。

本体の電源が入りにくくなりました。

いまは電源を入れてもランプが点滅したままで、立ち上がりません。1年ほど前からこの状態です。

ディスクは無事かもしれない。でも本体が動かないので、そのディスクに手が届かない。

今回、ミラーリングが効いたのは片方のディスクが壊れたときでした。本体が起動しなくなると、いつものネットワーク経由では、無事なディスクにも手が届かなくなりました。

少しだけ専門的な話

メーカー自身が「間違っています」と書いている

この記事を書くにあたって調べたら、バッファローの公式ページにこう書いてありました。

「RAID対応ならバックアップは不要」と考えている人がいます。しかしその考え方は、間違っています。

同じページでは、RAIDを組んでいても外付けHDDなどへ定期的にバックアップを取るよう勧めています。

買ったメーカーがそう書いていたわけです。ネットの誰かの意見ではなく、作った側の説明でした。

なお、このページに本体側が壊れた場合の話は出てきません。ですので「本体が壊れたらRAIDは無力です」と一般化はしません。自分の場合はそうだった、という話です。

ディスクを取り出して、5つ試しました

NASが動かないなら、中のディスクを直接読めばいい。そう考えて、ディスクを取り出しました。

取り出したディスクは、WindowsにもMacにも、そのままでは読めませんでした。 NASの中でどう書かれているかは機種によって違うようで、自分の場合は標準の機能では開けず、専用のソフトを使うことになりました。

試したのはこの5つです。

  • DMDE
  • DiskInternals Linux Reader
  • Paragon Linux File Systems for Windows
  • Macで無料のLinux仮想環境(UTM)を使う
  • Paragon ExtFS for Mac

Windowsからも、Macからも試しました。Linuxの仮想環境も使っています。

そして、中身は見えるところまで行きました。

見えているのに、取り出せない

ここで止まっています。

理由は2つありました。

1つ目は、お金の壁です。

読み取りはできる。ファイルも見えている。でもコピーしようとすると「有料版を買ってください」と言われる。 無料で読めるという情報は世の中にあるのですが、読めることと、取り出せることは別でした。

2つ目は、速度の壁です。

読めるには読める。でも速度が凄く遅くて、使い物になりませんでした。

カズの実感

中身は見えているのに、そこで止まっている、というのが今の状態です。

読めないなら別の手を考えるところですが、見えてはいるんですよね。

NAS本体も、取り出したディスクも、まだ手元にあります。 データを救出したうえで本体は処分するつもりでいますが、まだそこまで行っていません。

動くうちにコピーしておけば、それで済んでいた

いま振り返ると、やることは複雑ではありませんでした。

NASが普通に動いていた頃に、中身を外付けHDへコピーしておけばよかっただけです。ネットワーク上のフォルダとして見えていたので、コピーの操作自体は難しくありません。時間はかかったはずですが、放っておけば終わる種類の作業でした。

それをやらなかったのは、ミラーリングしているから大丈夫だと思っていたからです。

本体が動かなくなった時点で、ネットワーク上のフォルダから普通にコピーする、という選択肢がなくなりました。 いまはソフトを5つ試して、それでも取り出せていません。

今回分かったこと

  • 今回、RAIDが守ってくれたのは片方のディスクが壊れたときでした。 でも自分のNASでは、本体が起動しなくなると、ネットワーク経由では無事なディスクにも手が届かなくなりました
  • だから、NASとは別の場所にもコピーが要る。 メーカー自身が「RAID対応ならバックアップは不要という考え方は、間違っています」と書いています
  • 取り出したディスクは、WindowsにもMacにもそのままでは読めなかった。 専用のソフトが要ります
  • 「無料で読める」と「無料で取り出せる」は違う。 見えてもコピーは有料、速度が実用にならない、という壁があります

いちばん伝えたいのは、最後の1つの手前です。

NASや外付けHDを使っていて、それがどこにもコピーされていないなら、動いている今日のうちに、どこかへ1回コピーしておくといいと思います。丸ごとでなくても、なくなったら困るフォルダだけでかまいません。

自分がやらなかったのは、それだけでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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