7月に、10年弱使ったサンスイのアンプを手放して、S.M.S.L.のAL200という小さなアンプに替えました。
3週間ほど使って、当時の不満は全部消えました。夏場に熱くならない。ボリュームのガリもない。配線が減って、置き場所も決まりました。
ただ、買った理由のひとつが、まだ動いていませんでした。
ハイレゾロスレスへの対応です。せっかく対応しているのだから、Apple Musicで聴いてみようと思って設定を開きました。
そこで、チェックが入っていないことに気づきました。
この記事で分かること
- 自分のMacでは、Apple Oneに加入していてもロスレスがオフのままだったこと
- オンにしただけでは、まだ届いていないこと。Mac側にもう一段ある
- その「もう一段」を、実際に自分の画面で確認した結果
Apple Oneに入っているのに、一度もオンにしていなかった
自分はApple Oneに加入しています。Apple Musicも、Apple TVも使っています。
ロスレスは追加料金なしで使えます。 それなのに、設定を見たら「ロスレスオーディオを有効にする」のチェックが外れたままでした。
一度もオンにしていなかった、という事実がなかなか痛かったです。
ハイレゾ対応という理由でアンプを選んでおいて、肝心の音源側がずっと標準のままだった。 気づいてすらいませんでした。
設定の場所は、Macの場合こうです。
Music アプリ → 設定 → 再生(Playback)
Appleの公式ガイドによると、選べるのは次の2つです。
– ロスレス:最大24ビット/48kHz
– ハイレゾロスレス:最大24ビット/192kHz
チェックを入れて、ストリーミングを「ハイレゾロスレス」に変えました。
なお同じ画面に、ダウンロードの設定も別にあります。こちらは「高音質(AAC 256kbps)」のままでした。ストリーミングとダウンロードは別々に設定するようになっています。
これで聴ける、と思いました。
オンにしたのに、出力は44.1kHzのままだった
ここで一応、Mac側も見てみることにしました。
Audio MIDI設定というアプリです。アプリケーション → ユーティリティの中にあります。開くと、つないでいる機器と、いま出ている音の形式が表示されます。
AL200は「SMSL USB AUDIO」という名前で認識されていました。そこに出ていた数字がこれです。
2ch 32ビット整数 44.1 kHz

44.1kHzでした。
Apple Music側でハイレゾロスレスを選んだのに、Macから出ている音は44.1kHzのままだったということです。サンプルレートだけを見れば、CDと同じ44.1kHzでした。
「ハイレゾ対応の機器を買う」ことと、「実際にハイレゾで鳴っている」ことは、別でした。
少しだけ専門的な話:Appleはどう案内しているか
Appleのサポートページには、こう書かれています。
> サンプルレートを設定するには、Audio MIDI設定アプリを使います。…最大限良い音質で楽しめるように、サンプルレートを音源のサンプルレートに合わせてください。
ただし、これはヘッドフォンジャックについての説明です。USB接続について同じとは書かれていません。
自分のAL200では、Apple Musicの設定を変えても44.1kHzのままでした。 ここは、実際に画面で見た事実です。
ちなみにAL200側は、選べるサンプルレートが44.1kHzから768kHzまで並んでいました。機器の性能が足りなかったわけではありません。
44.1kHzと192kHzで、同じ曲を聴き比べた
設定を切り替えられるので、実際に聴き比べてみました。
使ったのはビートルズの「Come Together(2019 Mix)」(アルバム『Abbey Road(2019 Mix)』)です。
まず44.1kHzのまま聴いて、次に192kHzに変えて、同じ曲を聴きました。
切り替えたとき、AL200の本体にも「192」と表示が出ました。 受け取っているサンプルレートが、アンプ側にも出るんですね。Macの設定が、ちゃんとアンプまで届いていました。

ただし、この表示は出しっぱなしにはなりません。切り替わった直後に少しだけなので、写真に撮るにはタイミングを合わせる必要がありました。
192kHzにしたとき、シンバルの音が広い空間から聞こえる感じがしました。
はっきり「音が良くなった」と言い切れるほどの自信はありません。短い時間で切り替えて聴いただけですし、思い込みもあると思います。ただ、そう感じたのは事実です。
ここで断定はしません。 ニアフィールドで短時間、切り替えて聴いただけです。音量差や思い込みの可能性は消せません。
ところが、この曲は192kHzではなかった
聴き比べたあとで、Apple Musicの曲情報を見て気づきました。
この曲についているバッジは、「ハイレゾロスレス/24ビット・96kHzのALAC」でした。
192kHzではなく、96kHzの音源だったんです。
つまり、「Audio MIDI設定を192kHzに固定しておけばいい」という話ではありませんでした。 Apple Musicの曲は、44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHzと、曲ごとにサンプルレートが違います。
Appleが「音源のサンプルレートに合わせてください」と書いているのは、そういう意味でした。ひとつの数字に固定すると、どこかで必ず合わなくなります。
助かるのは、Apple Musicが曲ごとに実際の数字をバッジで出してくれることです。それを見て合わせればいい、というのは実用的な発見でした。
そこで、設定を96kHzに変えました。
まだ確かめていないことが、ひとつあります
Appleは、音源のサンプルレートに合わせるよう案内しています。この曲は96kHzだったので、Audio MIDI設定も96kHzへ変えました。
ただ、96kHzに合わせた状態では、まだ聴き比べていません。
設定を合わせただけで、そこで止まっています。それで何か変わるのかどうかは、自分で確かめていません。 分かった気になって書くわけにはいかないので、ここは空欄のままにしておきます。
いま言えるのは、ここまでです。
今回分かったこと
- 自分の環境では、Apple Oneに加入していてもロスレスがオフのままだった
- オンにしただけでは、まだ届いていない。 Mac側の
Audio MIDI設定を開くと、出力が44.1kHzのままということがある - 「192kHzに固定」は正解ではない。 曲ごとにサンプルレートが違うので、Apple Musicのバッジに出ている数字に合わせる
- 「ハイレゾ対応の機器を買った」と「ハイレゾで鳴っている」は別。 買ったあとに、設定を2か所開く必要がある
もしハイレゾ対応の機器を使っていて、一度もAudio MIDI設定を開いたことがないなら、一度だけ開いてみるといいかもしれません。 自分は、買って3週間、気づかないまま聴いていました。
アンプを買い替えたときの話はこちらに書いています。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
—


コメント