ボーナスが出ると、使いたい気持ちと守りたい気持ちが両方出る
夏のボーナス。振込を確認した瞬間は、ちょっとテンションが上がります。
何か欲しかったものを買おうかな、家族で少しいい思いをしようかな。そう思う一方で、頭の片隅では「いや、守らないと」という声もする。
50代になると、この2つの気持ちが同じくらいの強さでせめぎ合うようになった気がします。今回は、そのせめぎ合いの中で自分がどう折り合いをつけているか、という話です。
妻の「これが欲しいな」という顔を見た話
先週の日曜日、妻と一緒に買い物に出かけました。
途中、あるものを見て、妻が「これが欲しいな」というような顔をしていたんですよね。察してはいたんですが、その場ではいったん見送りました。
我ながら、ちょっとそっけない対応だったなと思います。ただ、後日、ボーナスの範囲でプレゼントできないか考えています。
自分の中では「守り9・使い1」で考えている
こういう場面で、自分がどう考えているかというと、ボーナスは「守り9・使い1」くらいの配分にしたい、というのが今の結論です。
9割は貯蓄や将来のための備えに回し、残り1割で自分たちの「欲しい」「行きたい」に応える。厳密に9:1で計算しているわけではなく、あくまで気持ちの比率ですが、この配分を意識するようになりました。
守りを厚くしたい理由は、定年が見えてきたから
なぜここまで守りを厚くしたいのか。理由はシンプルで、定年まであと10年というところまで来ているからです。
老後という言葉が、以前より現実味を持って迫ってくるようになりました。まだ何とかなる年数ではありますが、「まだ大丈夫」で先延ばしにできる時間は、確実に減っています。
金利や物価の動き方も、以前ほど呑気に構えていられません。派手に使って後悔するより、地味でも守りを固めておいた方が、将来の自分が安心できる。そう考えると、自然とボーナスの使い道も守り寄りになります。
こういう時に見直すきっかけになったのが、固定費です。以前、FP3級を取ったら固定費が気になりすぎて全部見直した話にも書きましたが、守りを厚くするなら、まず固定費から手をつけるのが一番効きます。
それでも、使う1割は削らない
ただ、全部を守りに回すつもりはありません。
自分の場合、使う1割で満たしたいのは、モノよりも「ちょっとした小旅行」です。大きな海外旅行とまではいかなくても、近場でいいので、夫婦で少し非日常を味わえる時間が欲しい。
1割という予算感だと、行き先はどうしても近場中心になりますが、それでも「今年は我慢するだけの1年だった」で終わらせたくない、という気持ちの表れだと思っています。
欲しい物を諦めるのではなく、順番を決める
守り9・使い1という考え方は、「欲しい物を我慢する」という話ではなく、「順番を決める」という話だと思っています。
今すぐ全部は無理でも、守りを優先しながら、少しずつでも欲しいものや行きたい場所に近づいていく。妻が欲しそうにしていたものも、いつか買えなくなるわけではなく、タイミングをずらしているだけ、というつもりでいます。
正直に言うと、今の自分は「我慢するしかない」という感覚の方が強いです。NISAやiDeCoを意識して将来のお金を残そうとすると、目の前の欲しいものに手が伸ばしにくくなる。「NISA貧乏」という言葉を見た時、まさに自分のことだと思ってしまいました。制度が悪いという話ではなく、自分の家計の余力配分の問題だと思っています。
それでも、守りながら生活すること自体は、後悔していません。順番の問題として捉えれば、今我慢していることも、いつか回収できる我慢だと思えるからです。
まとめ:夫婦で温度差があるからこそ、金額より先に方針を話す
ボーナスの使い道について、夫婦で温度差があるのは、多分うちだけではないと思います。
大事なのは、金額の多い少ないよりも先に、「どこまで守って、どこから使うか」という方針を夫婦で共有しておくことだと感じています。妻の「これが欲しいな」という顔を無下にしないためにも、守りの中にちゃんと「使う1割」を用意しておく。
物価が上がっている今は、なおさら守りの土台づくりが大事になります。7月の食品値上げ×固定費見直しの話も、あわせて読んでもらえると、守り9割の中身がイメージしやすいかもしれません。
今年のボーナスも、そんな配分で過ごしてみようと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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