古い車の純正ナビの地図が最新でないことは、分かっていました。それでも重い腰が上がらなかった一番の理由は、地図の古さそのものより「もうGoogleマップの使い勝手に慣れすぎていた」ことだったと、今になって思います。
50代の会社員です。以前、2009年式のBMW 3シリーズ ツーリング(320i)に乗っていました。今回の話は、その車の純正ナビをどう考えて、最終的にCarPlay化に踏み切ったかという振り返りです。
純正ナビと何が違ったのか
車で出かける時は、Googleマップを使うことが多くなっていました。自分にとって使いやすかったのは、地図の情報が新しいこと、到着時間の目安がだいたい合っていること、そして細い道まで案内してくれることでした。細い道を案内されるのは、自分としてはむしろ嬉しいポイントでした。
純正ナビにも良さはあったはずですが、この「普段のGoogleマップ」に慣れてしまった距離感を埋めるほどではなかった、というのが正直なところです。どちらが優れているという一般論ではなく、あくまで自分にとってそうだった、という話です。
本当の決め手は「確認」ではなかった
「不安を乗り越えて、確認した上で踏み切った」と書ければかっこいいのですが、実際はそうではありませんでした。
当時、車の装備にこだわりたい時期で、「純正然とした」パーツをあれこれ足していました。走行中もホイールセンターキャップのロゴが回転せず止まって見えるパーツや、ドアを開けると足元が照らされるパーツ、純正の芳香剤まで。「これも純正なのか」というような細部まで手を出していた延長線上に、CarPlay化もありました。
つまり、不安を上回ったのは冷静な検討ではなく、装備へのこだわりと勢いでした。ここは正直に書いておきたいところです。
面倒だったけど、やってよかった
取り付け作業について、事前は「自分にできるだろうか」という不安が一番大きかったのですが、結果として作業は、その不安どおりある程度面倒でした。簡単だった、とは言えません。
それでも、仕上がりには自分でも驚きました。ステアリングのボタンを押すだけでCarPlayが起動しますし、コンソールの操作スティック(iDriveコントローラー)でも、そのまま操作できます。見た目も操作感も、純正に近い使い心地になりました。面倒だった分、「やってよかった」という気持ちの方が大きく残っています。
自分が気にしなかったこと
正直に言うと、「元に戻せるか(可逆性)」は、自分の中ではほとんど気にしていませんでした。着手前もそうですし、今も特に気にしていません。実際、結局元に戻すこともないまま、CarPlay化した状態で次の車へ下取りに出しています。
ただ、これから検討する人の中には、そこが気になる人もいるはずです。自分と同じでなくていいので、気になるなら先に確認しておいた方がいいと思うポイントを挙げておきます。
- 適合:自分の車種・年式に、検討しているものが本当に合うか(車ごとに条件が違うので、ここは個別に確認するしかありません)
- 費用:本体だけでなく、工具や消耗品まで含めた総額感
- 元に戻せるか(可逆性):気になる人は、着手前に確認できているか
今、同じ違和感がある人へ
この車はすでに手放してしまいましたが、当時の判断そのものは、今振り返ってもやってよかったと思っています。「確認して踏み切った」という格好いい話ではなく、「こだわりと勢いが不安を上回った」というのが実態でしたが、ステアリングからもiDriveからも操作できる、満足度の高い仕上がりになりました。
もし今、古いナビの地図に違和感を持ちながら、CarPlay化のような手を加えることに踏み切れずにいるなら。自分には、面倒さを上回る満足感がありました。検討するなら、適合と費用感に加え、自分で作業する不安を引き受けられるかも確認しておくとよいと思います。可逆性を気にするかどうかは、人それぞれでいいはずです。


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