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65インチを買った値段で、いまは85インチ。映画好きがTCLの型落ちと新型を比べて、C7Lに傾いた話

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9月26日、店頭の85インチのテレビの前で足が止まりました。最初に目に入ったのは値札です。TCLの85C6K、「緊急値下げ」で税込238,340円でした。

2017年ごろ、今の65インチを買ったときが約24万円です。ほぼ同じ値段で、20インチ大きい画面が買える。そこから、型落ちの85C6Kと、同じ店で見た新型のC7L、Amazon専売の85Q7D Proを比べてみました。

こんな人に
  • 今の65インチ前後が、少し小さく感じ始めている
  • 型落ちが安いのは分かるけれど、新型も気になっている
  • TCLの型番が多すぎて、どこが違うのか分からない
  • 85C6Kが発売から1年4か月で約11万円下がった流れ
  • 2017年の65インチと、2026年の85インチの値段の比べ方
  • 離れて見るなら、解像度より明るさを見る理由
  • 85C6K・85C7L・85Q7D Proの明るさと値段の違い
  • 約20万円の差を、自分がどう考えたか
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値札 ── 足が止まったのは、23万円台の85インチだった

値札。足が止まったのは、23万円台の85インチだった
店頭の85C6Kの値札(税込238,340円)と、右隣の別の85型の札
2026年9月26日の店頭。左の黄色い札が85C6K、右の白い札は別の85型

左の黄色い札が85C6Kです。消費税込みの特価238,340円で、ポイントが10%付くと書いてありました。

右の白い札の349,800円も、最初は85C6Kの元の値段だと思っていました。写真を撮って家で見返したら、型番がちょっと違う。同じ85インチの、別のテレビの札でした。

85C6Kは2025年5月に出たモデルで、発売のころの店頭予想価格は85型で35万円前後です。1年4か月で、約11万円下がったことになります。今年の新型が5月に出ているので、型落ちになった形です。

九年 ── 2017年の65インチと、ほぼ同じ値段

九年。2017年の65インチと、ほぼ同じ値段

2016年に引っ越して、43インチでは小さいなと思っていました。それで2017年ごろに買ったのが、今も使っているLGの65インチ「65UH8500」です。値段は約24万円だったと思います。

次は有機ELのつもりだった

本当は、このとき有機ELが欲しかったんです。でも値段が高くて買えませんでした。だから次は有機ELにするつもりでいました。あの黒の締まりと、映像のヌルヌル感がいいなと思っていたからです。

そこから9年たって、同じくらいの値段で85インチが買える。量子ドットのMini LEDという技術も入って、技術が進歩してサイズも大きくなって、いいなぁと思いながら値札を見ていました。

最近の量子ドットのMini LEDを見ていると、有機ELの優位性がちょっと霞んでくるな、とも思います。有機ELの価格帯だと、買えるのは65インチくらいになりそうです。画面の大きさを重視するなら、量子ドットを使っているハイセンスやTCLのモデルのほうが、いいサイズを買える。それで、今の候補がこのあたりになっています。

テレビから座る場所までは約4.7mあります。この距離で65インチが大きく感じないことは、前に書いた記事で測っています。

明暗 ── 4.7m離れると、4Kより明るさに目が行く

明暗。4.7m離れると、4Kより明るさに目が行く

大きな画面で一番見たいのは映画です。手元にある映像も、映画関係がほとんどです。

ただ、今の65インチで4Kの映画を見ていても、遠目にはフルハイビジョンと4Kの違いがあんまりわかりません。むしろHDRの映像は、明るさがあってきれいだなと思います。TM NETWORKのライブ映像も持っていますが、こちらはブルーレイで、フルハイビジョンまでのものです。

だから今回は、画素の細かさより、どこまで明るく光れるかを見ることにしました。

少しだけ専門的な話

テレビの明るさは「nits(ニト)」という単位で比べます。数字が大きいほど、夕日や爆発のような明るい場面を明るく出せます。Mini LEDのテレビは、画面の裏にたくさんの小さなLEDを並べて、場所ごとに明るさを変えています。この区切りの数が「分割数」で、多いほど、暗い夜空と明るい月のような場面でも光がにじみにくくなります。

今のLG 65UH8500は2016年のモデルで、画面の端から光を当てる方式でした。海外のレビューの実測では、HDRの明るい場面で約450〜510nitsでした。メーカーが出す「最大」の数字とは測り方が違うので、比べるときは目安として見ています。それでも、新型のC7Lの約3,000nitsとは6倍前後の差があります。

比較 ── 型落ち、新型、Amazon専売を並べた

比較。型落ち、新型、Amazon専売を並べた

店頭で実際に見たのは、85C6KのほかにC7L、C8L、X11Lの3つです。このうち、自分が手を出せそうなのはC7Lでした。85Q7D Proは店では見ていませんが、最初にAmazonで見て、この機種もありだなと思っていたものです。

型番(85型)出た年発売のころの値段9月27日に見た値段明るさ(最大)分割数
85C6K2025年35万円前後店頭238,340円/楽天212,553円〜85型の公表なし85型の公表なし
85C7L2026年44万円前後楽天412,964円〜約3,000nits約1,600
85Q7D Pro(Amazon専売)2026年378,000円Amazon 388,000円約2,000nits85型の公表なし(シリーズ最大1,152)
参考:LG 65UH8500(今の65型)2016年自分は約24万円で購入―約450〜510nits(海外レビューの実測)端から光を当てる方式

85Q7D ProはC7Lより一段下の位置づけで、明るさは少し控えめです。分割数は、シリーズで一番多いサイズでも1,152で、85型の数字は出ていませんでした。9月27日に見た値段では、楽天のC7Lとの差は約2万5千円でした。

価格.comなどの評価を見ると、音はあまり良くないという声もあります。ただ、自分の部屋はDolby Atmosの7.1chで組んでいて、テレビ本体から音を出すことはまったくありません。なので、テレビのスピーカーの評価は、比べるときに無視しています。部屋の音について書いたのは、DALIのスピーカーから始めたホームシアターの記事です。

店頭で見たC8LとX11Lは、さらに上のモデルです。85型の発売のころの値段は、C8Lが60万円前後、X11Lが130万円前後で、明るさはそれぞれ約6,000nitsと約10,000nitsあります。本当は一番いいのはX11Lなんだけど、そこまでは、というところもあります。X11Lにするなら、もうワンサイズ上げて98インチとか、その辺でいくことになると思います。

天秤 ── 約20万円の差を、明るさに払うか

天秤。約20万円の差を、明るさに払うか

85C6Kと85C7Lは、9月27日に楽天で見た値段で約20万円の差です。85C6Kは2025年モデルでC7Kの一つ下、85C7Lは2026年の上位グレードなので、年式だけでなくグレードも違う2台です。

迷ってはいるけど、一度買ったらまた10年くらい使うからね。どうせなら、明るさで妥協したくないと思っています。

自分なりのバランスで選ぶなら、C7Lかな。X11Lほど遠くなく、明るさの数字はQ7D Proより上です。85C6Kは、85型の明るさの数字が公表されていませんでした。

もう一つ、正直に言うと、Amazon専売の85Q7D Proにもかなり惹かれています。理由は2つで、Amazonで買えることと、値段です。明るさは約2,000nitsでC7Lより一段下ですが、今の65インチの実測(約450〜510nits)から見れば、4倍前後あります。販売元がAmazonで、3年保証も付いていました。

明るさで妥協したくないならC7L。値段を抑えて、Amazonで手軽に買うならQ7D Pro。今の自分の中では、この2つが残っています。

下落 ── 来年のこの時期、同じように下がるのか

下落。来年のこの時期、同じように下がるのか

店頭で最初に思ったのは、来年もこの時期になると、新しいモデルが出て、これぐらい値落ちするんだろうか、ということでした。

85C6Kは、発売のころの35万円前後から1年4か月で238,340円の値札になりました。ただ、1年前の上位モデルの85C7Kは、発売のころが44万円前後で、9月27日に楽天で見た値段は387,999円でした。同じように下がるとは限らないので、来年の値段は、そのときの値札を見て考えるつもりです。

テレビを買い替えるなら、まず今の座る場所から画面までの距離を測って、候補の明るさ(nits)を並べてみてください。

  • 85C6Kは1年4か月で約11万円下がった
  • 2017年の65インチと、今の85インチはほぼ同じ値段
  • 4.7m離れて見るなら、明るさの数字を先に見る
  • 値段とAmazonで選ぶなら、85Q7D Pro
  • 10年使うなら、自分のバランスはC7L

この記事で比べたテレビの販売ページです(2026年9月27日に確認。値段と在庫は変わります)。

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