「最初からこういう車です」と聞いていたBMW。修理費が高くても直した理由

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以前、サンルーフのガラスがむき出しの車に乗っていました。

普通、サンルーフには内側にスライド式の内張り(シェード)があって、閉めれば日差しを遮れます。その車にはそれがなく、見上げるとガラス越しにそのまま空。晴れた日は、日差しも車内に直撃でした。

50代の会社員です。今日は、個人売買で買ったBMWと、その修理費をめぐる話です。

「最初からこういう車です」

その車は、2009年式のBMW 320iツーリング。フリマアプリを眺めていたら、近所の方が出品しているのを見つけて、問い合わせて個人売買で買いました。もう手放しているので、すべて過去の話です。

購入後、サンルーフに内張りがないことに気づきました。出品者の方に聞いてみると、返ってきた答えはこうでした。

「この車は、最初から内張りがないんです。そういう車です」

なるほど、輸入車にはそういう仕様もあるのか。当時の自分は、そう受け止めました。疑うだけの知識が、こちらになかったんです。

別の店で分かったこと

しばらくして、別の店で車を見てもらう機会がありました。サンルーフの話をすると、返ってきた説明は違うものでした。

「これは壊れているので、外されていますね。直すとなると、フレームごと交換になるので、時間もお金もかかります」

購入時に聞いた説明と、店で聞いた内容が違っていた——事実として言えるのはここまでです。出品者の方がどこまで知っていたのかは、分かりません。ただ、あの時「そういう車です」を信じた自分がいたことだけは、確かでした。

約45万円。すぐには決めなかった

見積もりは、約5年前の当時で約45万円でした。

正直、一度でぽんと出せる金額ではありません。壊れていても走行には支障がなく、困るのは日差しくらい。「直す」とその場で決めることは、できませんでした。

かといって「この車をやめる」とも決めませんでした。急いでどちらかを選ばず、いったん保留にして、そのまま乗り続けたんです。

それでも直すと決めた理由

結局、ボーナスが出たタイミングで、店で直しました。

理由は単純で、その車に愛着があったからです。FRらしいキビキビした走りと、BMWらしいハンドリング。うまく言えませんが、運転すること自体が楽しい車でした。だからこそ「頭の上のガラスがむき出しのまま乗り続ける」のではなく、ちゃんと直して付き合いたかった。

45万円は、車への出費として安くはありません。それでも、直したことを後悔したことは一度もありません。手放した今でも、そこは変わらないです。

もう個人売買はしない。保証がない取引だと知った

この経験から学んだことを、正直に書いておきます。

自分はもう、車を個人売買では買いません。多少高くなっても、店で買うのが一番だと思っています。

ただこれは、「個人売買は危ない」「出品者が悪い」という話にしたいのではありません。保証がないなら、後から出てくる負担を誰かに求めず、自分で引き受ける取引なんだと、身をもって分かった、という話です。当時の自分は、そこまで分かって選んではいませんでした。

保証がないなら、何かあった時に誰が引き受けるのか。中古車に限らず、大きな買い物の前に一度だけ考えてみると、選び方が少し変わるかもしれません。

それでも、あの車を直したことに、後悔はありません。

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