平日、19時に仕事が終わったとします。
そこから副業で2時間作業をすると21時。ご飯を食べて、風呂に入ったら22時を過ぎます。
そこからブログを書くか。
たぶん、書きません。
時間を売る仕事を増やすかどうかを考えていて、この計算をしました。答えが出る前に、先に分かってしまったことがあります。今のペースのまま、両方はできない、ということです。
44本書いて、収入はゼロだった
5月末からブログを44本、noteを21本書きました。2か月半です。
収入はゼロです。アフィリエイトの発生もなく、有料のnoteを3本出していますが、そちらも売れていません。
時間を売る仕事なら、こうはなりません。1時間働けば1時間分のお金が入ります。働いた分がそのまま報酬になる、という約束の仕事だからです。
ブログは、書いた時間に対しては何も入りません。3時間かけた記事も、30分で書いた記事も同じです。
では、書いた時間は無駄だったのか。
そうは思えないものが、2つ残っていました。
「これがブログの文章なんだろうな」と諦めていた
ひとつは、増えたものではありません。消えたものです。
自分の記事に、こういう一文がよく入っていました。
ただし、その設定に合わせた状態では、まだ聴き比べていません。
嘘は書いていません。それでも、書いたあとに毎回引っかかっていました。なぜわざわざ、これを書いたんだろう、と。
この違和感は、かなり最初の頃からありました。1本目や2本目のときから、うっすら気持ち悪かった。
でも、そのときの自分はこう思っていたんです。
これがブログの文章なんだろうな、と。
正確に書こうとすれば、やっていないことも断らなければいけない。丁寧に書こうとすれば、こうなる。そういうものだと諦めて、妥協していました。
同じ一文が、noteでもまた出てきた
その諦めが崩れたのは、数をこなしてからです。
10本、20本と書くうちに、同じ形の一文が繰り返し出てくることに気づきました。「まだ〜していません」「〜したわけではありません」。書いたあと、毎回同じところで気持ち悪くなる。
そして先日、noteを書いていて、また出てきました。
またここでも出てきたな、と思ったんです。
そこでようやく、これは文章の書き方の問題ではなく、自分が毎回同じ言い訳を足しているだけだと分かりました。読む人の誤解を防いでいるわけではない。批判されないように、先回りしていただけでした。
気づいてからは、削れるようになりました。いま読み返すと、最近の記事にはあの一文がほとんどありません。
これに気づくのに、44本かかりました。
1本目で誰かに指摘されても、たぶん直せませんでした。何度も同じことをやって、自分で気持ち悪くなったから削れたのだと思います。
消えた癖が、売れる形になった
その気づきは、そのままにしませんでした。
どこで違和感が出て、何を確認して、どう直したのか。壁打ちから公開前の読み返しまでを工程にして、昨日ひとつのnoteにまとめました。
▶ AIの文章で、いちばん直しづらかったのは「間違い」ではなかった|自分の言葉を残す実践セット
44本書いて直った癖が、初めて売り物の形になりました。
売れるかどうかは、これからです。ただ、記事を書いていた時間の中から商品が出てきたのは、これが初めてでした。
誰も見ていないExcelも、手元に残った
もうひとつは、住宅ローンの試算表です。
繰上返済について書いたときに、読んでくれた人が自分の数字を入れられるExcelを作りました。AIに作らせて、別のAIに検証させて、出てきた不具合を直して、公開前にもう一度確かめました。
▶ 繰上返済は、得だからやっているんじゃない。団信で消えない方から返している
このExcelから、収入は生まれていません。
それでも、手元には残りました。作り方も残っています。次に同じようなものを作るとき、ゼロからにはなりません。
いま考えている時間売りの仕事では、その月の収入が入ります。一方でブログには、自分が次にも使える制作物が残りました。 どちらが上という話ではなく、残るものの種類が違います。
読まれなかったのは事実です。それでも「作った」という部分だけは、アクセス数と関係なく残りました。
それで、どうするのか
10年前、いまの住まいを買いました。
当時の自分に「副業をやったほうがいい」と言っても、たぶん通じなかったと思います。やらなきゃいけない、という発想そのものがありませんでした。
その頃の自分に、今月の収入と来年以降に残るもののどちらを先に伝えるか。来年以降のほうだと思います。収入のためにやるものだと思っていたら、3本目でやめていました。1円にもならないので。
これからどうするかは、まだ決めていません。時間を売る仕事が決まれば、平日の夜は埋まります。いまのペースでは書けなくなり、週に1本になるかもしれません。
それでも、やめる理由にはなりません。
65本書いて、収入はゼロでした。それでも、言い訳の癖はひとつ消えて、作ったものは2つ残っています。 どちらも、ブログを書かなければ手に入らなかったものです。


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